以前にも韓国のチョンソンで開催されたドライツーリングコンペ
［2019 ICE X LEAGUG］第二戦をレポートしましたが、
9月21日に第四戦（全五戦中）が、開催されました。
私も再び参加させて頂きましたので、当日の模様をお伝えします。
開催地のチョンソンは、ソウルから車で4時間ほどかかる遠地にあるため、
前日20日に現地入り。
まずは明日の英気を養うため、宿泊ホテル近くの料理屋さんで
松茸プルコギを味わいました。（美味し?！！お腹、一杯！？）
明けて21日、大会当日です。
今回は、日本からも沢山の参加者があり、にぎやかな大会になりそうです。
ところが、（私って、もしかして雨女？？？）と疑いたくなるほどに、
今回も朝から雨模様・・・。
今のところ、大会参加時の雨確立100パーセント！！
こちらに迫りくる台風17号の影響かと思われますが、
そんなことはお構いなしに大会決行！
今年は天気巡りが、良くないのかもしれません！？
私は不参加でしたが、前回の第三戦は台風直撃で直前に一週延期となり、
選手達は振り回されたようです。
毎回、趣向を凝らしたルート作りとテーマがあり、今回はコンバインド方式です。
予選のルートクライミング2本と、スピードクライミング（2本中1本の早いタイム）の
総合成績で決勝戦出場の順位が決まります。
スピードクライミングに使用するアックスは、普段のルートクライミングで
使われるものよりコンパクトで、ピックも細く小さいです！
氷の垂壁を短距離選手よろしく駆け上がって行き、そのタイムを競うスポーツです。
今の時期は氷が無いので、コンパネに木桟を等間隔に打ち付けた壁で代用します。
スピードが速いだけにビレイは二人掛かりで、ロープを引くのも超大変！！
女子ルートは左側Aコースとその右隣Bコースの2本。
Aコースは途中壁から大きく突き出したハリボテに行く手を阻まれるという、
アスレチック要素、ボルダー要素がふんだんに取り入れられたルートです。
やはり突破は難しく時間内の完登者は一人だけでした。
Bコースは、一見すると普通のドライツーリング・スタイルで、
フルートブーツで蹴り込みながら登るルート設定。
しかし、ところどころにホールドの角度や向きでトラップが仕掛けられています。
さて私のチャレンジはと申しますと、
Aコース、
順調に登り上げ一つ目の突き出たハリボテも無事にこなしたのですが、
次のホールドでアックスがすっぽ抜け、あえなくドボン！！
「ざんねん?！すんませ?ん！！」
前にも聞いたよね！？このセリフ！！（笑）
Bコース、
2か所ほど難所がありましたが、辛くも切り抜けてなんとかTOP・OUT！！
内心ホッと胸をなでおろしました。
そして、いよいよ初のチャレンジとなるスピードクライミングにトライ！
スピード用のアックスは扱いが難しく、ムーブも独特ですね！！
いい勉強になりました。
私の今回の成績は、
ルートクライミングの方では、ミスもありましたが、
それなりに手ごたえを感じ、6位につけることが出来ました。
しかし、大会二週間前に発表されたコンバインド方式のスピードクライミングは、
対応策もなく、ぶっつけ本番でした。
何事も事前準備が重要ですね。
撃沈?！！
そして総合成績は予選通過の8位までこぎつけることは出来ず、敗退。
（残念・・・）
でも前回参加した時よりも、落ち着いて登ることができ、収穫のあった参戦でした。
ここからは気分を入れ替えて、応援に力を入れます。
決勝は、リードロープ・オンサイト方式へと一転！
決勝進出の面々には、モンチュラアスリートの中島さんの姿も。
男子決勝ルートは、完登者なし！！
ハリボテからのランジが核心でした。
女子決勝ルートの完登者は一人のみ！！
ルーフに移るところで、F9からホールド取りが、核心となったようです。
個々にリードの順位が確定しても、終わりとならないところが
コンバインドの怖いところ！！？
選手達はスピード決勝のタイムを、最後まで追い込みます。
一人当たり2トライ×3回を、リード競技後の疲れた体で順番にこなさなければならず、
乳酸の溜まった腕で、何度も垂壁を駆け上がります！！
決勝進出者が最後の力を出し切ったところで、競技終了。
ポイントの集計も終わり成績発表です。
私は、女子総合9位に食い込ませて頂きました！
気になる日本チーム？の結果は・・・！？？
日本から参加した女性陣は、4位、6位、9位、10位入賞！！
男性陣は、7位、8位入賞！
韓国の大会主催者や競技者皆さんの温かい心遣いもあって、
日本からの参戦者として、皆で表彰を受けました。
日本ではまだまだ認知度が低いスポーツのイメージですが、国際交流や大会参戦、
レポートを通じて少しずつアイスクライミング、ドライツーリングの楽しさと、
認知度を上げていけたらと思います。
ご尽力いただいている大会関係者、協賛メーカーの方々に感謝感謝です！！
いつも、ありがとうございます。
是非とも、またこのような機会に巡り合えたなら、どんどんチャレンジして
いきたいなと思います。
出会いに感謝！！
（皆さん！この笑顔をみたら参加してみたくなるでしょ！！？）
「さあ、Let’s Try！！！」
以上、ミッチーでした。