国際山岳ガイド篠原達郎氏のドロミテ(イタリー)遠征レポートです。
●7月28日から8月10日まで14日間、イタリアのドロミテに、クライミングに行きました。ドロミテ・アルプスは、モンブラン山群、バリスアルプスのような氷河の山々とは異なり、森と湖、そこにそびえる巨大な岩峰が特徴です。今回は、ドロミテを代表するドライチンネ、チンクトレなどでクライミングを楽しんできました。ドロミテは、モンチュラの生まれ故郷なのです。
チンクトレ山頂にて。国際山岳ガイド篠原達郎。
チマ・ピコリシマ「カシンルート」6ピッチ目、有名な30mトラバースピッチをフォローするTさん
同じくNさん。このルートは、有名なイタリアの登山家「リカルド・カシン」が、初登したルートで巧みなトラバースでオーバーハング帯を越えている。
カシンルートからオーロンツォ小屋を見下ろす。バックの湖はミズリーナ湖。
チンクトレ(イタリア語で5つの岩峰)に上がるリフト駅周辺の風景。夏は、緑豊かで冬はスキー場になる。
チンクトレのマルチピッチを登る朝。取り付きでのWさんとIさん。ロープを結びスタンバイ。
チンクトレから下降中のイタリア人パーティ。モンチュラのパンツが決まっている。
チンクトレ周辺には、巨大なボルダーが点在している。大きな岩が崩壊して5つの岩に分かれたような地形になっている。
コルティナ・ダンペッツォのスポーツ店にディスプレイされたモンチュラ製品。
リフトを降りたところから、チンクトレの西面を眺める。ここから見ると見事に5つの岩峰になっている。
チンクトレのマルチピッチを登るTさん。チンクトレは、小さな岩峰に見えるが、7ピッチ、250mほどのスケール。
同じくNさん。モンチュラのパンツがカッコイイ。
登攀も終わり下山する頃、怪しい雲がやってきた。