2月11日、19日の二回、烏帽子沢奥壁大氷柱を登ってきました。
1982年のJCC勝野、菊地パーティの初登以来20年続登がなされなかった難ルートですが、今年は四パーティが登攀に成功しました。
今年続登が相次いだこと、これらの記録はROCK&SNOW39号、山と渓谷5月号で私がレポートしています。
11日、一回目は4パーティ4名が集まり快晴。
知り合い同士のため、時間節約と安全のため、4人の2パーティに編成して取り付いたものの、余りの好天気に氷が緩み、2パーティ目は条件が悪化。
私のみ、先行パーティに入れてもらい、5人が完登、第八登目となりました。
しかし、私はリードをしておらず、薄氷、支点が十分に取れないこの氷をセカンドに終始では登った気がせず、19日に再度、山野井泰史、妙子夫妻と登ってきました。多分これが第九登目です。
雪が深くて、ラッセルが大変、24時間行動の充実したアルパインクライミングとなりました。最近はガイド活動もしていますが、現役クライマーとして、憧れのルートへの想いを持ち続け、夏、冬ともシーズンにいくつかは自分の山をやりたいと思っています。
難しいところにも惹かれますが、誰も行っていない未知な部分が残されている小探検系の山も好きです。
写真は19日、二回目のものです。
3ピッチ目のビレーポイント、山野井妙子さん
3ピッチ目をリードする山野井泰史さん
4ピッチ目をフォローする山野井さん