国際山岳ガイド篠原達郎氏よりのレポートです。
●11月27日から12月8日まで桂林に行ってきました。
●岩場は、桂林から南に70キロほど南下した町、陽朔(ヤンスー)周辺に点在していま す。陽朔には、クライミングショップがあり、クライミング講習会も開催されています。また、町の体育館には、人工壁も設置されていました。
●山水画で知られているような岩峰は、無数に点在していますが、開拓されているエリアは、35箇所ほど、ルートの総数は、400本程度です。歩くと遠いため、自転車を1日10元(約14円)で、レンタルして岩場に行きます。
陽朔から、さらに南に下った集落。昔の中国が色濃く残っている。屋根には、魔よけが飾られている。
陽朔郊外の風景。山水画そのものの風景が広がる。
桂林のメインエリア、白山。ここには、5.10~5.14まで、質の高い40本ほどのルートがある。原因は不明であるが、2009年12月からクライミング禁止になった。
観光の名所にもなっている月亮山。アメリカ人クライマー、ドット・スキナー(1988年、ヨセミテ、エルキャピタン・サラテルートをフリー化した)が、1990年、初めて、この地でルートを開拓した。これが桂林クライミングの始まりとなった。
オーバーザムーン(5.12C)を登る篠原達郎。オーバーザムーンは、ドット・スキナーが初登した、超人気ルートである。
月亮山の近くにあるodin’sdenのエリア。ここは、5.13以上で桂林最難の岩場。オープンプロジェクトの5.14dがある。
陽朔公園に聳える独秀峰。陽朔は、このような岩峰に囲まれている風光明媚な町である。
蝶々の看板が目立つ岩峰。実は、鍾乳洞の入り口になっている。ここにもクライミングのルートが、開拓されている。
ワインボトルエリアで、アップする篠原達郎。このエリアは、町からも近く易しいルートが揃っているため、小売店のクライミング講習会も開催されている。
陽朔のメインストリート、西街。名前の通り西洋人の観光客が多い。この通りには、マクドナルドやケンタキー、ピザの店も多い。