久しぶりに氷を叩いてきました!
行き先は長野県の川上村にあるアイスツリー
昨年の2月以来、約一年ぶりの氷遊びです。
夏場は大勢のクライマーの熱気に包まれている小川山ですが、
冬場は凛とした冷たい空気の中、静けさに包まれています・・・。
(遠くから見てるだけでも、なんだか寂しい気持ちになっちゃいますね~)
今日の目的地は、ここ!!
そう!岩根山荘です。
なんといっても駐車場からアクセス30秒の好立地。
天然氷ではなく、人工的に作られた氷壁で頑張ります。
今シーズンもオーナーやスタッフの皆さんの昼夜を問わない尽力で、
立派な氷の城 [アイス・ツリー] が出来上がっていました。
今日は、普段一緒にドライトレーニングに汗してる仲間も参加です。
色違いのダウン [SUMMIT DUVET] が、オシャレでしょ!!
このダウンはエルゴノミックデザインで、内側にギャザーを入れることで
ダウン量を増やし身体に密着する構造でとても暖かく、
ヘビーユースにも対応できるダウンジャケットです。
いつも手にしているドライツーリング用アックスを、アイス用アックスに
持ち替えトレーニングです。
一口にアックスといっても、刃の厚みや形状も違い、ドライツーリング用は
引っ掛けて登ることへの性能が求められ、片やアイスクライミング用は
氷への打ち込みや刺さりやすさ、抜けにくいことが求められます。
足元も、これまた一年ぶりに登場の冬用アルパインブーツに、
縦爪一本歯の氷用アイゼンをセット。
[アイス・ツリ-] は危険回避のため、トップロープでの登攀がルール。
アックスの打ち込み、アイゼンの蹴り込み等の基本動作に専念できます。
風が無いと、暖か過ぎると思えるほどの上天気です!
「さあ~!頑張るわよ~!!」
久々のアイスクライミングです。
(どうやって打ち込むんだったっけ???)
一挙手一投足を確かめながら、登ります。
高さ12mとはいえ、一気に登ると結構息が切れます!?
(でも振り返って見渡す景色は、とてもキレイ!)
今日のトレーニングウエアのベストは、ストレッチポリエステル生地使用の防風ベスト。
薄手で撥水加工もされていて、季節を問わず様々なアクティビティで重宝しています。
冬用パンツは中空糸を用いたThermliteを使用した [EVOQUE 2 PANTS] です。
ストレッチ抜群で動きやすく、とても暖かいです。
今期の私的イチオシで、お気に入りの一品になりました。
午後にもなり陽が当たるようになると、アックスを振るたびに
氷が砕け散り、キラキラッと光が反射して幻想的でとてもキレイ!!
でもこの氷の粒は曲者で、ときには顔を切ったり目を傷つけたりします。
女子には大敵!!!メガネやゴーグルは必携です。
ヘルメットバイザーもあれば、なお良いですね。
今日のトレーニングスケジュールは盛沢山!!?
かつての様な打ち込み蹴り込みはできませんが、常に日の当たる側に
ドライ壁も作られています。
靴を履き替え、「Let’s Try!!」
「誰~!!??このルート作ったの??」
足が遠い!
「絶対、男性が作ったルートだよね~!?」等と、文句を言いながら
ひとしきり楽しみました。
だんだんと体力も無くなってきたし、遊び時間も少なくなって来たところで。。
「次、行くわよ~!!」
と、また違う道具に持ち替える。
アイス・ワールドカップの競技種目はリードクライミングと、
スピードクライミングの2種目があります。
スピード用の道具は専用機で、アックスはただ氷に引っ掛ける事だけを
考えられた [アイスフィフィ] と呼ばれる物。
フルートブーツも、手を広げたような特殊形状の平爪アイゼンが付いてます。
世界のトップ選手達は15m程のほぼ垂直の氷壁を、勢いよく数秒で駆け上がります!
〈2020UIAA ICE WORLD CUP 韓国チョンソン大会より〉
私達は足元にも及びませんが、少しでも近づけるよう練習!練習!!イメトレッ!
久々の氷ではありましたが、一日中楽しく頑張りました。
そろそろ全てが限界です!
「本日、終了~!!」
岩根山荘の外観は、暖かみのあるレトロな雰囲気。
現在はコロナ禍の関係で、宿泊人数や営業日など、
いろいろと調整をし、工夫をしながら頑張られています。
もし行きたい!と思われる方は、事前に岩根山荘に確認してから
行ってみてくださいね!
玄関ロビーでは季ごとのモンチュラ・ニューアイテムを着させられた
マネキンが出迎えてくれます。
オーナーさん達とも久しぶりに、沢山話が出来ました。
色んなことが、超満足な一日でした!
(さてと、かえろ~っと・・・)
「また遊びに来ますので、よろしく~!!」
アクティビティ・プレーヤー 市川倫子