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EVENT REPORT

山岳ライター 小林千穂さんの「女性限定トークショー」レポート

MONTURA TOKYOで行われたイベントを報告します。

4/13(金)に「MONTURA Official Athlete」山岳ライター 小林千穂さんの「女性限定トークショー第二弾」を「MONTURA TOKYO」で開催いたしました。

当日のイベント風景

女子限定のトークイベント第二弾のということで、春から初夏におすすめの山や春夏コーデなど、女子目線での山の楽しみをMONTURA TOKYO店長の杉岡史万子とともにお話しいただきました。

今回は、そのトークショーの一部をご紹介いたします。

―――MONTURAを着始めたきっかけは…?

MONTURAを知ったのは、山と渓谷社の萩原編集長が着ていた、細身のパンツスタイルが格好良く、そこからMONTURAを着たいなと思うようになりました。
その後、2012年に「山と溪谷」の撮影で、厳冬期の富士山に登ることになった時に、ちゃんとしたウェアをそろえようと、MONTURAに協力をお願いし、着させてもらいました。
その時は、今はもうないのですが、CORE JACKET の上下を着て登りました。夏の富士山は比較的誰でもチャレンジしやすい山というようなイメージがあるかと思いますが、冬の富士山は、全然違います。数ある冬山の中でも、例えば八ヶ岳などもありますが、それらの山と比べても、冬の富士山はとても厳しい環境です。すごく風が強くて、人も吹き飛ばされてしまいそうなのですが、そのうえ足元の雪は凍結してしまっています。そんな状況下でも、MONTURAのウェアを着ていたおかげで、寒さの面ではだいぶ助けられて、天候に恵まれたこともあり、無事に登頂することができました。
それ以来2012年から6年間、冬山に限らずハイキングなど1年を通してMONTURAを着ています。

―――MONTURAの魅力は…?

MONTURAのウェアの良いところは、まず着やすさです。人間工学に基づいて作られているので、ぴったりと体にフィットするスリムなデザインなのに、体の動きを妨げません。例えば、今私が履いているパンツなんかも、ぴたっとフィットしているのに、足を大きく上げても、全然つっぱった感じがしないところがいいですね。
それから、MONTURAは製品のバリエーションが本当に多いんです。また、商品のラインナップが毎年変わっていくんですね。売れ筋の物だったら2年、3年と続いているものもあるんですが、それもカラーが微妙に変わっていたりと、私もなかなか全部を把握するのが難しいぐらいバリエーションがあります。だから、山で他の登山客と出会ってもかぶることはほとんどないのが嬉しいです。毎シーズン、今年はどんな色が入っているのかなとか、どう生地が変わっているのかななど、すごく楽しみなんです。

―――MONTURAの春夏ウェアの紹介をお願いします。

[ OUTDOOR STYLE T-SHIRT WOMAN ]
OUTDOOR STYLE T-SHIRT WOMAN
速乾性や通気性に優れたTシャツです。
今までのTシャツは、ひっかかって布地に線が入ってしまうことがあったのですが、今期は改良されてひっかかりがとても少なく、しなやかなさわり心地に仕上がっています。アシンメトリーなデザインも、最近の流行ですね。また、紫外線を通しにくいDeltapeakという強力UVカット素材を使用しているのも特徴です。通常白色は紫外線を通しやすく、まともに浴びると20分程度で肌がダメージを受けはじめるといわれていますが、この素材は紫外線の影響を受けるまでの時間を50倍遅らせることができるので、16時間半ほど肌を守ってくれることになります。とても軽いので着やすいと思います。
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[ LIGHT PILE FIT MAGLIA WOMAN ]
LIGHT PILE FIT MAGLIA WOMAN
ウェスト部分が少し絞られていて裾が広がっている、女性の体にフィットしやすいデザインです。裾が長めに裁断されており、お尻が気になる方はカバーもでき、激しい動きでもずれ上がってきにくいです。伸縮性もあり、腕を大きく上げても引っかかりがありません。中はフリース素材になっていて暖かく、風も通しにくい。春から夏にかけて活躍してくれる商品です。
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[ RUN VIPER T-SHIRT WOMAN ]
RUN VIPER T-SHIRT WOMAN
ジャージ生地のようにかなり伸縮性がある素材のTシャツです。特殊な織り構造で、肌との接地面を少なくしているので、汗をかいても熱を逃がしやすく、同時に保温力にも優れています。最も熱がこもる脇部分にメッシュ加工が施されているので、効率よく熱を逃がすことができます。また、肩部分は超音波で生地を溶着していて、縫い目がありません。生地の重なりも減らすことができており、軽量性と摩擦による抵抗が軽減されています。見た目は少し分厚そうに見えますが、着てみると大変薄いことを実感し、快適に着ることができます。
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[ CAMELIA SHIRT WOMAN ]
CAMELIA SHIRT WOMAN
春から夏にかけての季節にぴったりのシャツです。通常の綿生地は横には伸びますが、縦方向には伸びません。このシャツは4ウェイストレッチで作られており、縦・横・斜めのどの方向にも大きく伸びてくれる、シャツでは珍しい素材で作られています。着心地もよく、しわにもなりにくいところが特徴で、汗をかいてもシャツを軽くはたくだけで乾いてしまうような超速乾性を持っています。長袖の他、半袖のラインナップもあります。
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[ ACTIVE JACKET WOMAN ]
ACTIVE JACKET WOMAN
レインウェアというと、パリパリとしたナイロン生地というイメージをお持ちかと思いますが、このジャケットは格子の柄が織り込まれた薄い素材でできていて、ナチュラルかつ快適に着ることができます。なので、山だけでなくタウンでも雨の日の通勤などに違和感なく着られて、レインウェアのイメージを変えることができるのではないでしょうか。
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[ RAPTOR JACKET WOMAN ]
RAPTOR JACKET WOMAN
超軽量、90グラムのレインウェアです。90グラムという軽さでありながら、きっちり防水・透湿機能を備えています。ポケットがあり、その中にウェアを収納してしまえば、手のひらに乗るサイズにまで小さくなります。山は晴れていてもレインウェアが必要ですが、分厚い素材だと荷物がかさばって悩みどころになります。その点、このレインウェアであれば、気にすることなくザックの中に入れておけます。これが一枚あれば、山での不意の悪天候にも対応でき、休憩中に風が強いときなどにも重宝します。
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[ RACINE PANTS WOMAN ]
RACINE PANTS WOMAN
春からの季節におすすめの薄手のパンツです。MONTURAのパンツすべてに共通していることですが、このパンツも膝から下が細く絞られているので、スタイルを良く見せることができます。裾を細くすることの長所としては、歩いていて物に引っ掛けにくいというところです。例えば山道の階段状に作られたところに、よく細い杭が打ち込まれていますが、裾が広いと杭に引っ掛けてしまい、転倒の恐れがあります。MONTURAのパンツは膝から下の視界が良くなるところが助かります。このパンツは斜めにステッチが入ったデザインになっていて、視覚的により一層の足長効果が期待できて、女性には特におすすめです。
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[ VERTIGO LIGHT PANTS WOMAN ]
VERTIGO LIGHT PANTS WOMAN
バーティゴのシリーズは生地の厚さが様々あって、MONTURAの性質を一番良く表しているパンツであると言えますが、このバーティゴライトは、春からの季節に適した薄手の生地になっています。例えば、アルプス縦走などの山の場合、岩などが突き出たりするところを登るので、パンツの膝や裾の内側の部分が激しい摩擦にさらされます。このパンツはちょうどその部分に丈夫な生地が使われているので、しっかりカバーすることができます。また、逆にお尻などはよく伸びる方が便利なので別の生地が使われていて、前側は乾きやすいようにまた別の生地を使う、というように一つのパンツの中で多くの生地を使い分けているというのが大きな特徴です。真っすぐではないラインをデザインで入れたり、伸縮率の異なる生地をつなぐという難しい作業を、専門の職人さんたちが手作業で行っています。
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[ YARU TEKNO GTX WOMAN ]
YARU TEKNO GTX WOMAN
日帰りの1000メートルほどの山であれば、このシューズがおすすめです。写真はミドルカットですが、ローカットの物もあります。素材はとても柔らかく、フリクションもいいので、足運びがしやすいです。クライミングゾーンやちょっとした岩のあるところにも、しっかり体重をかけて動くことができます。
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―――春から初夏にかけておすすめの山を教えてください。

先日、伊豆の城山から葛城山、発端丈山という、西伊豆の方に縦走するコースにガイド山行で行ってきたんですが、ここはすごく桜がきれいでした。桜の山というと吉野が連想されると思いますが、本当に吉野を思い浮かべてしまうぐらい山の斜面一面に、大島桜や山桜などが自生している様子を楽しむことができました。桜の後ろに沼津アルプスの山々が見え、富士山や海も見ることができるいい山でした。西伊豆は都内からも行きやすいですし、例年4月の上旬から中旬くらいまでは楽しむことができますので、ぜひ行ってみてください。

手軽に楽しめる山として、高尾山があります。高尾山にはこの時期、一面に菫の花が咲いていますが、菫は長く咲く花なので、長い期間訪れるチャンスがありますね。また、春の里山を代表する花であるニリンソウも群生していたり、わりとどの山でも見られる可愛らしい色のヤマルリソウなんかもあって、足元を見ながら歩くのも楽しいと思います。

埼玉にある皆野アルプスという山は、秩父の宝登神社がある宝登山の近くにある山で、秩父電鉄とバスを乗り継いで行きます。この山は少し岩っぽいところもあり、普通のハイキングに加えて、少しスリルも楽しめると思います。春にはツツジが多く咲いて、4月中旬からゴールデンウイークにかけて楽しむことができます。また、ツツジの他にも、山桜などもあり、尾根沿いには植林ではない、自然林の緑の鮮やかな様子を見ることができます。登山口には「華厳の滝」という、二十メートルほどのけっこう立派な滝もあります。

続いて、妙義山の中間道を紹介します。中間道は、妙義山のルートの中ではわりと難易度は低めですが、ちょっとした岩場があって、スリルを楽しむことができます。景色がよく、風雨の浸食など、自然の力でできた大きな岩がくり抜かれて門のような形になっている「石門」などがあります。ここも、初夏にツツジを楽しむことができます。ツツジの木は、岩場に生えることが多く、少し難易度が高めの山にチャレンジすると、ここのようなツツジの群落を見ることができます。

群馬県の桐生市にある鳴神山には、この山でしか見られない、ナルカミソウという貴重な花を目にすることができます。ナルカミソウはサクラソウの仲間ですが、少しサクラソウよりは花が大きくて、数も多く、色も鮮やかなのでけっこう見ごたえがあると思います。ちょっとぼんぼりのような形をしている、かわいい花です。ここもヤマツツジがきれいですが、通常ツツジというとピンク色・赤色のアケボノツツジが先に咲いて、その花が終わって二週間ぐらい経つとヤマツツジを見ることができます。緑とのコントラストがとてもきれいです。

次はみなさんご存知の方も多いと思いますが、上高地です。上高地はゴールデンウイークごろにはまだ雪が残っていることもあり、5月下旬になると、残雪の山と、新緑、そして梓川の美しい流れを見ることができます。この時期に上高地を奥に行くと、見渡す限り樹林帯の中にニリンソウの大群落があります。上高地から二時間ぐらいの、徳沢というところにかけて広がっていて、それほど苦労して行かなくてもこの景色が見られますので、ぜひ機会があれば行ってみてください。徳沢園にはキャンプ場があって、テントの装備があればテントを張ってもいいでしょうし、すてきな山小屋もあるので、山小屋に泊まってゆっくり過ごすのもいいかと思います。

金時山は、私が春に好んで行く山です。登山口のところに、サンショウバラというピンク色の大きい花が咲いていて、それが本当にきれいなので、春によく行きます。山頂からは富士山、麓には箱根の仙石原の辺りや、大涌谷の奥に神山や駒ヶ岳も見えて、外輪山、いわゆる箱根の周りを囲む山並みが続く、すごく景色のいいところなのでおすすめです。サンショウバラは5月の下旬に見られますが、金時山の他にも、丹沢の三国山では、もっと大きな群落が見えるようです。

最後に私が毎年何度も通っている、長野県の霧ケ峰の一山、車山です。ここでは五月下旬ぐらいに、一面にレンゲツツジの花が咲きます。レンゲツツジは背が低い、ちょうど目線の高さ程度にしか伸びないので、花を近くに見ることができます。花もきれいなんですが、何と言っても車山はアルプスの展望が本当にすごいです。穂高岳から槍ヶ岳、アルプスの山並みがずうっと北部の白馬岳の方まで見ることができますし、もちろん八ヶ岳や、南アルプスの方まで見渡すことができます。ここもロープウェイがあるので、がんばって登らなくても、素晴らしい山の景色が楽しめる場所だと思います。また、知る人ぞ知る、「スヌーピー岩」という、スヌーピーが笑ったような横顔の岩もありますよ。車山乗越の近くを気を付けて歩いていればきっと見つかると思いますので、訪れた際にはぜひ見てみてください。

その他、6月になると高山植物がいっぱい見られる谷川岳や、両神山や尾瀬なども花がきれいです。花の咲く時期を調べてみて山を決めるというのもいいと思います。

―――春~初夏にかけての登山で何か注意することはありますか?

まずは、意外かもしれませんが、春は熱中症になる方が多い季節なんです。というのは、この時期は身体がまだ暑さに慣れていない時期で、そこに過度な運動をすると、一気に身体に熱がこもってしまい熱中症になってしまいます。なので、いつも以上にこまめに水分補給をすることと、ウェアリングが大切になってきます。私自身は休憩するたびに着たり脱いだりを繰り返すことにしています。ちょっとしたことですが、面倒くさがらずにウェアリングで体温調節をすることを心がけましょう。
それから、冬に登山を休んでいた方は、春にはまだ体が登山に慣れていないので、いつもより行程の計画を短めにして、徐々に体を山に慣らせていくことが大事です。
あとは、日焼け対策ですね。皆さんも気を付けてらっしゃるとは思いますが、私はジェルタイプの透明なものを、何度も重ね塗りしながら使っていきます。白い液のものは、汗でムラができてしまったりするので、私は透明なジェルタイプのものを重ね塗りして、余裕があれば、ウェットティッシュなんかで一回落としてからもう一度塗り直したりもして、日焼けには注意しています。目からの紫外線も多いので、サングラスも欠かせませんね。

―――登山に向けて、日ごろトレーニングなどはしているのですか?

登山そのものがトレーニングではあるのですが、最近は週に三回程度のジョギングをしています。ジョギングといっても、全速力で走らず、駆け足程度なんですが、それだけではあまりトレーニングにならないので、ゆっくり走ったり全力疾走をしたりのインターバルトレーニングなどもすることにしています。

―――最後に春山の魅力を一言で言うと…?

春はすごく山がエネルギーを持っている季節だと思うんです。冬に眠っていた木々や草花が一斉に芽吹いてくるので、ものすごくエネルギーをもらうことができます。気候も穏やで日も長くなるので、ゆったりと楽しみながら歩くことができますね。

一部抜粋のため書けませんでしたが、第一回のイベントと同様、参加くださった皆様から質問も飛び交い、普段なかなか聞くことができない話題で盛り上がりました。
お話いただいた小林千穂さん、ご参加くださった皆様、ありがとうございました!


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