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EVENT REPORT

山岳ライター 小林千穂さんの「女性限定トークショー」レポート

MONTURA TOKYOで行われたイベントを報告します。

11/17(金)に「MONTURA Official Athlete」山岳ライター 小林千穂さんの「女性限定トークショー」を「MONTURA TOKYO」で開催いたしました。

『初冬に楽しむ山登り』ということで、初冬の山の魅力、年末にむけてのおすすめの山に加え、初冬の山あったかコーディネートなど、女子目線での山の楽しみをMONTURA TOKYO店長の杉岡史万子とともにお話しいただきました。

今回は、そのトークショーの一部をご紹介いたします。

―――冬の登山は難しい印象がありますが…雪山について教えてください。

冬のこれからの季節、山から足が遠ざかる人も多いですが…。
私は冬の間の方が忙しいです。夏は仕事で山に行くことが多いですが、冬は自分の山登りができる。冬は雪山歩きのほかに、アイスクライミング、山スキーがあって、雪のない低山ハイクもしたいし。あれもこれもやりたいから、春が来るまで忙しいです。
例えば、去年12月に行った蓼科山は、雪山としては初心者向けの山です。
真っ白な山頂と、広がる青空。その季節にしか見ることができない、登った人にしか体験できないような空気感があります。

―――雪山は道具がたくさん必要な気がしますが…

アイゼンまで使うと、合わせて硬い登山靴が必要であったり、登るのにも技術が必要です。
そこまでいかなくても、軽アイゼンで楽しめる山もいっぱいあるので、ハードル高く感じないで欲しいですね。雪の山へ行くと山の世界がずっと広がりますよ。
歩き方の基本ができていれば、そんなに道具に頼らなくても歩けるんです。
雪山で滑らないように歩ける人は、苔むした岩や、泥の斜面でも滑らず歩けるので、まずは歩く技術を身に着けることが大切です。

―――初心者でも楽しめる雪山はどこでしょう

冬でもアクセスが良いのは、八ヶ岳です。南側は岩の山が多いので、北部の北八ヶ岳がおすすめです。なだらかで、樹林の中を歩くので気象条件の影響を受けにくいのも利点です。
八ヶ岳の向かいにある入笠山や、関東で本格的な雪山が楽しめる歩きやすい山で言えば、赤城山などがあります。

登山だけでなく、トレッキングや、スノーシューを使ったり、歩くこと自体が楽しめます。
でも、雪山はもちろんリスクもあって、雪が深いとラッセルで雪をかき分け、体力を消耗します。思ったよりも進めなかったり。他にもホワイトアウト、雪崩、吹雪と・・・リスクもあり、初めは一人で挑戦するとハードルが高いので、ツアーで参加すると安心です。
山によっては、山小屋やロープウェイの会社が週末ツアーをやっていたりするので、そちらに参加していただくと良いかと思います。

―――低山歩きの魅力についても教えてください。

雪山以外に低山歩きも人気です。
空気が澄んで、遠くまで景色が見渡せます。日を浴びながら歩くのはとても気持ち良い。陽だまりハイクみたいな。同じ山に繰り返し行って、季節ごとの景色を楽しむのがおすすめです。
例えば、甲府にある要害山は武田信玄の館の裏にある山で、登山口から山頂まで1時間。なにも関心を持たずに登ると地味な山ですが、戦の防御に使っていた門の跡や、屋敷の跡が残っていて、戦国時代にタイムスリップした気持ちで歩くことができます。
私は、山に登る前にその土地の歴史や食など、文化を色々調べて、発見の多い山登りを心がけています。ちょっと調べるだけで、楽しさが変わりますよ。

―――寒くなると、分厚い服を着たくなりますが…コーディネートのアドバイスをお願いします。

山にもよりますが、薄手のダウンの下に薄手のフリースを重ね着したり。
グローブや帽子はしっかりしたものを揃えたほうが良いですね。
雪山に限らず低山も、寒さを心配して分厚いものを着がちですが、脱ぐと一気に寒くなるので、細かな体温調整ができるよう、薄手のものを重ね着するようにしています。
モンチュラの良い所は何枚重ね着しても動きが妨げられないところですね。体にフィットした裁断と縫製がされているので、重ね着して動いてもストレスがかかりにくいです。

―――モンチュラの言葉で言うと、エルゴノミックですね。人間工学に基づいて作られていますので、ぴたっとするのですが動きを妨げず、ノンストレスで着て頂けるかと思います。モンチュラの商材は、思いやりと優しさの塊だと思っています。

女性を可愛く見せたいと思ってデザインされているのを感じます。
今シーズンずっと着ているのが、メリノウールという素材でできているTシャツです。秋口からずっと着ているのですが、汗で濡れてもひやっとせず、肌にはり付かないのでサラサラした着心地です。冬でもぽかぽか日よりで半袖になりたい時もあるので、私は必ずこのような薄手のものを下に着るようにしています。(商品:RUN WOOL T-SHIRT WOMAN
その上にシャツ。薄手のフリース、寒ければその上にジャケットですね。最近では、ダウンに変わる化学繊維の中綿素材ジャケットもあり、濡れても暖かいですし、価格も手ごろで本当のダウンよりおすすめです。洗濯機でも洗えて便利ですしね。
山小屋では、寒い時はパンツの上にスカートをはいたりします。腰回りが温かいので良いです。(商品:TIROLO MIX SKIRT WOMAN
パンツは、冷えが心配な方は厚手のものを。私は、天気が良いとわかっていれば、薄めのパンツを選びます。薄いけれど、特殊な起毛がついているパンツもあり暖かいです。(商品:CAMPIGLIO PANTS WOMAN
帽子や手袋で体温を調整したり、ウェアのファスナーを開け閉めしたと、寒くならないようにするより、汗をかかないようにする方が大事ですね。

―――ありがとうございます。最後にみなさんへひとことお願いします。

今日はお集まりいただき、ありがとうございました。
山登りで大事にしているのは、どこの山に登ったのかとか、どのくらいの速さで登れたとか、いつ登ったとかはまったく関係なくて、どこの山で自分がどれだけ楽しんだかを大事に山登りをしています。
そんな感じで経験したことが、自分の財産として身につくような山登りを皆さんにもしていただけたらなと思います。

次回は春ごろのイベントを予定しています。
一部抜粋のため書けませんでしたが、参加くださった皆様から質問も飛び交い、女性ならではの悩みなど普段なかなか聞くことができない話題で盛り上がりました。
お話いただいた小林千穂さん、ご参加くださった皆様、ありがとうございました!


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■トークショーで取り上げられたアイテム一覧