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ミッチー(市川倫子選手)の韓国遠征記

新緑も濃くなった5月。
18日に韓国のドライツーリングコンペが開催されました。
その大会に参戦してきましたので報告します。
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ICE X-Leagueと銘打ち、アイスクライミングのオフシーズンである
3月から11月に5回ほど開催される韓国内大会。
アイスワールドカップで優勝を争うようなトップ選手から、
私のような国外の甘ちゃんプレイヤ-まで参加できる
門戸の広いものです。
(ただし、海外からの参加枠と回には限りがあります。)

アイスアックスもグリップテープを新たに巻き直し
気合を注入。
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実は2週間前のGW。
令和初日の5月1日から6日にも、韓国を訪れていました。

目的は、2019モンチュラカップのルートセッターを務めてくれた
Kwon Young Hye氏が主宰する、Kwon Drytooling Academyに参加して、
トップ選手の指導を仰ぎ、己の根性と技術を鍛えなおすというものでした。

まずはソウル市内にあるKwon講師の経営ジムで、2日間汗をかきました。
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同じムーブを何度も何度も繰り返し、反復練習。
かつ後ろからは「スピードアップ!スピードアップ!!」
の叱咤が飛ぶ。
力の残っているうちは許してもらえません!!
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3日目は一日レストでソウル市内観光。
食で英気を養い、体力の回復!
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明けて4日目はソウルから車で4時間ほど離れた、
チョンソン・クライミング・アカデミ-へ移動。
フルートブーツを履いた本格トレーニングに突入!?

まずはソウルジム同様、足の蹴り込み動作とアックスの持ち替え
手の運び等の基本動作を、嫌というほど繰り返します。
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それをこなし、やっと上に登るトレーニングが始まりました。
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未だ経験したことのない、大きなアーチのハングを登り上げてゆく。
自分の非力さを思い知ります。
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そんなトレーニングを2日間。
なんとかやり遂げ、アカデミーの修了書を頂きました。

そして2週間後、再びここチョンソン・アイスクライミング・
ワールドカップ・センターへ戻ってきました!!
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IWCの韓国大会で使われる、大会バナーの飾られた巨大アーチ壁。
前回のトレーニング壁も大きかったが、これは規模が違う!!
(で!でかい!!)
仰ぎ見てるだけで、首が痛くなってきます。
(ここまで大きいとは、韓国がうらやましい!)
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大会は18-19日となっていますが、実質は18日一日のみ。
開会式を済ませ、早々に午前中の予選競技が始まりました。

さて、トレーニングの結果は出るのでしょうか??
私の根性と、気合を試される時が来ました。
あいにくの雨模様ですが、選手は巨大ハング壁の中なので
問題なし!!
(ヨ~シ!がんばろ~・・・)
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モンチュラ・アスリート仲間の賀門さんも参加してます。
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厳しいです!高いです!!
核心部に到達する前に、腕がやられちゃってる!!

予選2ルート、昼食をはさみ決勝3ルート。
(ちなみに今大会、決勝まで全員参加型でした)

決勝は持ち時間3分間&1分入れ替えで、
3ルートを連続で登りまくる!
とにも、かくにも持久力が必要。
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予選は15位、(なんとか頑張れる!!?)と思ったのも束の間、
午後の決勝ではコテンパンにされ、総合結果21位に撃沈!!!
自分の体力のなさと、根性のなさを思い知らされました。
(それにしても韓国選手たちのパワーには圧倒されます・・・)
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それでも表彰式ではベストマナー賞という、ちょっぴり嬉し気恥しの
賞を頂け、感激でした。
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今の自分には無謀だったかもしれませんが、
今の自分の力量を知るのに、とてもいい経験になりました。
今後、やるべきことが見えてきました。

これからトレーニングを重ね、機会があれば
是非またチャレンジしたいと思います。
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以上 ミッチーでした。


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