海外遠征より帰国した、小川壮太選手よりのレポートです。
今回のレースは、ヨーロッパスタイルである前半からのハイペースにより、序盤からかなりバラケたことが、私にとって有利にはたらきました。
そして、もうひとつのスタイルとも言える、チームでパックを作って先頭を変わりながら進んでいく戦略が、ぬかるんだサーフェイスと二ヴォレからの高原にあった残雪にやられて維持できなかったようです。
ヨーロッパの選手は、硬く『走れるトレイル』に慣れているせいか、今回のような豪雨の後のタフコンディションにはうまく対応できなかったのかもしれません。
中・後半にかけてトップに立ちましたが、前半にポールを使って脚を残していた選手が、ラスト5kmのフラットから猛追をかけ、残念ながら30秒差で優勝は逃してしまいました。
しかし、辛くも3位の選手からは何とか逃げ切り、2位という結果を残すことに成功しました。
51kmという距離にして、ゴールタイムが4時間30分。ハードなコースレイアウトと悪条件にも関わらず、やはりハイペースな展開だったことが見てとれます。
そういった世界基準のレースの中で存在感を出せたことは、大きな自信となりました。
この経験を生かし、さらなる挑戦をしていきたいと思います。ご声援をよろしくお願い致します。